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カラマツ(唐松・落葉松) 黄葉の王様カラマツ。
え?
松が黄葉するの?
と思っている人にお答えします。黄葉するのです。黄葉する松があるのです。そして、カラマツの黄葉の美しさと来たら、あらゆる黄葉の中で一番美しいのではないかと思えるくらいに美しいのです。
カエデが西の横綱ならば、カラマツは東の横綱と言ってもいいくらいの美しさで、カラマツこそ紅葉のキングオブキングと言っていいくらいです。いや、正確に言えば、
カエデ ・・・・紅葉の皇帝
カラマツ・・・・黄葉の皇帝
と言うべきでしょうか? しかし、カエデの紅葉を美しいと知っている人も、カラマツの紅葉が、この世のものとは思えないくらいに美しいと知っている人は、案外少ないのではないでしょうか? では、カラマツの黄葉とは、どんな黄葉なのでしょうか?
黄金に輝く黄葉。
それがカラマツの黄葉です。これは大げさな表現でも一種のレトリックでもありません。日光にあたりますと、本当に金色に輝くのがカラマツの黄葉の特徴です。但し、日光にあたらなければ金色に輝きません。
このカラマツ、落ち葉が落ちる瞬間が一番美しいです。黄葉したカラマツの葉っぱは、小さなとげのような形していて、太陽光線を反射しますが、それが一斉に落ちてくるときは、ダイヤモンドダストのように空中をキラキラと輝かします。
光り輝くカラマツの森。金色の葉っぱを散らす森。振り向けば黄金色に輝く大空。それはもう美しいなんてものではなく、夢の世界を旅しているような気分にさえなります。そして、そんな風景をみたら最後、いっぺんにカエデのことを忘れてしまうかもしれません。そして、カラマツのとりこになってしまうのです。
ところで、このカラマツ。カラマツというネーミングにもかかわらず、日本の特産種で海外には存在しません。つまり日本でしか見られない貴重な紅葉なのですね。
もともと、カラマツは、長野・群馬両県の山地に分布していました。それを北海道の山火事伐採跡地などに広く植林しました。そのためにカラマツと言えば、北海道というイメージも定着してきましたが、北海道のカラマツは植樹されたものであり、本来の天然カラマツは、軽井沢、四阿山、浅間山が本家ですから、カラマツの紅葉といえば北軽井沢をめざすのが本筋です。特に、
・浅間山から池ノ平地蔵峠に向かう天然カラマツ
・桟敷山林道の大カラマツ林
・カラマツ山の黄金のカラマツ林
・パノラマラインのカラマツ林
・北軽井沢の大学村のカラマツ林
・二度上峠にむかう途中のカラマツ林
・四阿山山麓のカラマツの森
・万座ルートの天然カラマツ林
などがおすすめです。美しさに目を見はるものがあります。 |