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高山植物の女王コマクサに癒されたい
高山植物の女王といえば、コマクサ。高山植物の人気ランキング調査をすればおそらく1位。山に登らない人は、どうして、こんな花が人気あるんだろうと不思議に思うかもしれません。
しかし、山に登るようになるとわかります。コマクサは、他の植物なら絶対育たないような稜線上の砂と石だけというところをわざわざ選んで咲いているのです。まさに孤高の女王っていう厳しさと気品が漂ってます。
コマクサは、小さくて3センチくらいですが、実は花が咲くまで5年もかかります。ですから茎をナイフで切ると、20年ぶんくらいの年輪があったりします。そして根は、1メートル以上も深くはっています。そんな高山植物ですから盗掘しても直ぐに枯れてしまう可憐な花です。しかし、厳しい自然条件で育つ姿に「命」を感じさせられます。
そんな高山植物の女王・コマクサに癒されたい方は、7月までまってください。ちなみにコマクサは、もっとも貴重な高山植物ですが、それが一面に見渡せるほど咲いている場所は本白根山と池ノ平だけです。なかでも本白根山は、世界最大のコマクサ畑ですから一見の価値があります。好天に恵まれれば、赤城・榛名の山々の大パノラマが一望できます。昼食は、「亀甲状構造土」の見事な鏡池のほとりで食べましょう。
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