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高層湿原をゆっくり散歩したい
日本最高地の高層湿原を、ゆっくり散歩するには、6〜7月の池ノ平に行きましょう。40種類の高山植物にうっとりすると思います。場所は、 群馬県と長野県の県境の湯ノ丸高原にあります。
湿原に咲く花と、高山植物の女王「コマクサ」が気軽に見られる所として有名で、周遊コースは何通りか有りますが、「コマクサ」が生育している三方ヶ峰へのコースが一般的です。7月には、この辺りはアヤメが一面に咲き、紫の絨毯を敷き詰めたようになるそうです。
また、高峰高原にある高峰温泉では、休憩所にバードウオッチングできる場所があります。温泉とバードウオッチングもおすすめです。あと、美瑛のような風景というか、ドイツのような風景を楽しみたいようでしたらパノラマラインがおすすめです。ここをドライブするのが一番良いと思います。
7月池ノ平湿原ツアー
8月池ノ平湿原ツアー1
8月池ノ平湿原散策
8月池ノ平湿原ツアー2
8月池ノ平湿原ツアー3
8月池ノ平・高峰ツアー
9月篭ノ登山登山ツアー
10月高峰ツアー
池の平湿原は、北軽井沢ブルーベリーYGHから車で約50分。高峰高原と湯の丸高原の中間にあります。そこには、ヤナギランやノアザミ、ウメバチソウなどが咲き乱れており、高山植物の楽園のようになっています。そして、おめあての池の平湿原は、駐車場から多少下ったところにあります。
降りてすぐのところに分岐があります。木道のコースと、岩場のコースに分かれます。おすすめは岩場のコースの方で、こちらの方が、花がおおいのです。おっと、なにか見つけたようです。
マツムシソウです。8月中旬というのに、もう秋の花が咲いているんですね。マツムシソウ(松虫草)は、花屋さんでも見かけますが、あれは、セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)というものであって、日本で見られるマツムシソウとは違っています。日本のマツムシソウは、花ビラが、ぎっしり詰まってなく、この写真のように菊の花ににています。マツムシが鳴く頃に花が咲くのでこの名がついたといわれています。
ちなみにマツムシソウは一般的には1年草と言われていますが、環境の厳しい高原では1年では花を咲かせるまで大きくなれず、もう1年待って花を咲かせるために二年草であるといわれてきました。ところが、最近は多年草であると言う説が有力になってきています。
アザミです。この花は、古くから日本人に親しまれてきた花ですが、これは高山から低地。全国いたるところに咲いている花だからでしょう。
ちなみに日本産アザミ属には80種近くがあります。アザミ属は地球上に約300種があると考えられているので、日本には世界の三分の一が分布していることになります。しかも、ほとんどが日本の固有種だというのに驚かされます。
この花は、多年草です。そして虫たちが盛んに蜜を求めてやってくる花ですが、その理由は、いずれ解説するとして、漢方薬として天日干しにして煎じて飲めば、利尿、解毒、止血、強壮薬としてつかうことができると言います。
また、菊科の花であるために大部分の種類のものが食べられます。揚げたり、ゆでたり、てんぷら、ごまあえ、クルミあえ、からしあえ、油炒め、きんぴらなどなど。ただし根は強いアクがあるため、ゆでてから米のとぎ汁で一晩さらす必要があります。
さて、木道コースに入ってきました。あたりには、さまざまな花が咲き乱れています。標高2000メートルの素晴らしい湿原ですね。この池の平湿原は、手頃なハイキングコースで、幼児から大人まで半日もあれは、ゆっくり見られます。まるで尾瀬を思わせる風景ですが、尾瀬よりも500メートルも標高の高いところに池の平湿原はあります。小雨降るなかでも、木道歩きですから靴が泥まみれになるということもありません。
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