■小さな宿の利用法
小さな宿の利用方法
お客様は錬金術師!
自分にあった宿を選ぶには
オーナーの考え方に
上手な予約の方法
予約の取り消しと変更
チェックイン・チェックアウト
子供連れで上手に利用
まとめ
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予約の取り消し・変更の確認について
アットホームな宿の多くは、小さな宿です。北軽井沢ブルーベリーYGHにかんして言えば、たかだか7部屋、20名の収容人員ですから、直前の予約取り消しや変更は大きなダメージとなります。このため、やむを得ず予約金や取り消し料金を頂くこともあります。
そこで、日程・人数が確定したところで、予約をお願いしたいと思います。漠然とした見込みで予約されますと、特にオンシーズンには、その為に他のお客様を何組もお断りすることになるわけで、結果としてお互いに気まずい思いをすることになります。予約後に変更や取り消しが生じた場合には、遅くても1週間〜10日前に連絡するよう心がけて下さい。
キャンセルほど後味の悪いものはありませんから、そういうことの無いように予約することが、アットホームな宿で3倍のサービスを受けるための必要条件になりますね。
但し、やむえずキャンセルしなければならないことがあります。その場合は、必要以上のキャンセル料とお詫びの手紙を送ることをおすすめしますね。10年前に北海道の某民宿に、1000円キャンセル料だったところ、2倍の2000円のキャンセル料を郵送し、お詫びの手紙もそえたところ、5000円相当の鮭が届き、
「真面目にキャンセルを払っていただいたのに感動した」
と言う手紙も届きました。しかも、鮭は、5年間にわたって御歳暮として届いたわけですから、2万5千円の得です。こっちは、キャンセルした身分ですのに、泊まり客で受けるサービスよりも、大きなサービスを受けるようになってしまったのです。
この話には続きがあります。キャンセルして3年後、その宿に再び泊まりに行ったら、御馳走責めの御馳走責めにあいました。5000円の宿代ですのに、3万くらいの御馳走責め。花咲カニやらイクラやら刺身なんかの天こ盛りで、さんざん飲み食いできたうえに、お土産までもらいました。
あんまり感動したので1万円のチップを渡そうとしたら、逆にオーナーに怒られました。それじゃあ心苦しいってんで、今度、そのオーナーを東京見物に招待しましたら、喜んで来てくれました。築地や浅草に御案内しました。そして、2年後、オーナーは御亡くなりになりました。私は、北軽井沢ブルーベリーYGHで、お客様のキャンセルがあるたびに、あのオーナーを思い出します。そして私も・・・・。
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