■こだわりの宿選びを
こだわりの宿選び1
こだわりの宿選び2
こだわりの宿選び3
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こだわりの宿選び1
旅の秘訣を書いた本は多いですが、どれもこれも宿選びの重要性について強調されて書かれてありますが、今回は、本当にそうなのか?という事をさぐってみたいと思います。
こんなこと、宿を経営している人間が言うのもなんなんですが、もしあなたに夜露をしのげる体力があり、また野宿が気にならない性格でしたら、あえて高い金を払ってホテルやペンションといった宿に泊まる必要はないのではないかと思います。
現に私も、ヨーロッパ旅行をした時には、乗り放題のユーレイルパスという鉄道チケットを利用して、約半分の日数は、快適な夜行列車の中ですごしていますし、車で旅している時も、よほど気候が悪くないかぎり車内で寝るようにしています。北海道旅行の時は、何度も野宿しましたし、沖縄旅行の時は、3ヶ月にわたってキャンプ生活も体験しました。STB、つまりステーションビバーク(駅寝)も、道の駅の利用や、ライダーハウスも利用しています。しかし、そんな私にとっても、宿選びには、こだわりをもっています。
皆さんの中には、夜行列車にのるような男は、宿にこだわりのない奴だと思っている人がいるのかもしれませんが、それはちょっと違います。車で旅して車内で寝るような男は、宿なんてどうでも良いと思ったら大間違いです。北海道で野宿する奴が、宿なんて・・・・と考えていると思ったら、とんでもない誤解です。こだわるからこそ、夜行列車であり、車内であり、野宿であり、駅寝だったりするのです。
もちろん小金を節約したいという理由もありますが、それよりも夜行列車の気分だったり、車の中で一人で星を眺めていたい気分だったり、野宿の体験をしたかったり、波の音を聞きながらテントの中で寝たかった気分だったから、あえてペンションやホテルを避ける事だってあるのです。
金がないから野宿のわけがないじゃないですか!
金がないから夜行列車のわけがないじゃないですか!
金がないだけが理由だったら、そもそも旅に出たりしないのです。野宿するには、野宿する理由があるのです。つまり、野宿という宿にこだわりがあって野宿するのです。ペンションや、ホテルや、旅館や、ユースホステルや、国民宿舎を選ばなかった理由が、立派に存在するのです。
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