■ダムの底に沈む自然
01.長野原地区
02.横壁地区
03.林地区
04.川原畑地区
05.川原湯温泉地区
06.吾妻渓谷地区
07.吾妻川左岸地区
08.吾妻川右岸地区
09.大柏木地区
10.須賀尾地区
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吾妻渓谷地区
「耶馬渓しのぐ吾妻峡」と歌われた、約4キロ続く渓谷です。春の新緑、秋の紅葉の季節には是非訪れてみたい、川原湯地区の中心をなすハイキングコースです。
吾妻線の川原湯温泉駅から出発すると、まず、滝見橋から「白糸の滝」を見学しましょう。三段になった美しい繊細な滝です。渓谷にかかる橋は人が通る度にゆらゆら揺れて、ちょっとしたスリルが味わえます。ここを流れる川は、草津の温泉が上流にあることもあって、エメラルドグリーンの不思議な色をしています。
渓谷全体を見渡すには、見晴台が最適です。風光明媚な渓谷が一望の下に見渡せます。また、見晴台の奥には小蓬莱・大蓬莱・新蓬莱という、中国の蓬莱山を彷彿とさせる岩山を見ることができます。
終点は鹿飛橋です。鹿が飛んで渡るという橋ですが、ここでは、鹿でなく、カモシカを目撃したことがあります。子供のカモシカで、逃げることもなく、じっとしていました。この鹿飛橋から、途中の八丁暗がりという場所は絶好の撮影ポイントとなっています。川幅がわずか3メートル、高さは50メートルもあります。若山牧水をはじめとして、多くの文人がここを訪れ、また、数多くの作品に残しています。
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