第1回浅間高原レース

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第1回浅間高原レース

   昭和30年、浅間山麓でレースを催す気運が高まり、日本小型自動車工業会の主催で第1回全日本オートバイ耐久ロードレース(通称第1回浅間高原レース)が11月5〜6両日に開かれることになりました。

 北軽井沢をスタート地点とするコースは、公道(舗装路ではない)を用い、全長は19.2q。30秒間隔で2台ずつコースインするインターバルスタートでした。インターバルスタートとは、何秒かの間隔をおいて何台かずつのマシンがスタートする方式です。

 第1回浅間高原レースに使われたのは、北軽井沢から国道146号線を南下した後、左に曲がって牧場内の私道を走行。再び国道に出、今度は北上した後、左に曲がり、町村道を西進。続いて北、さらに東に向きを変えてスタート地点に戻る、1周19.2kmのコースでした。

 このレースの結果はその後の業界の動向に大きな影響を与えました。浅間の溶岩コースで苦闘したライダーと、そのレーシング・マシンを造り上げた人たちとの力は、やがて世界一のオートバイを育て上げる力となったのです。

125ccクラス 19.2km×4周

順位
氏名
車名
前車との差
1
日吉昇 ヤマハ
2
小長谷茂 ヤマハ
17秒
3
望月修 ヤマハ
5分26秒
4
岡田輝男 ヤマハ
43秒
5
山下林作 スズキ
45秒


250ccクラス  19.2km×5周

順位
氏名
車名
前車との差
1
伊藤史朗 ライラック
2
谷口尚巳 ホンダ
5秒
3
田村三男 ポインター
10秒
4
中島信義 モナーク
1分18秒
5
杉山義雄 DSK
2分31秒


350ccクラス  19.2km×7周

順位
氏名
車名
前車との差
1
大村美樹雄 ホンダ
2
佐藤市郎 ホンダ
3分43秒
3
中村武夫 ホンダ
11秒
4
市田親郎 陸王
18分14秒
5
鈴木義一 ホンダ
1分20秒


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